今回は久留米市の築20年の二世帯住宅で発生した、2階キッチンの排水詰まりの事例をご紹介します。
排水管の長さや曲がりの数が、排水トラブルに大きく影響することが分かる事例でした。
ご依頼内容. 「2階のキッチンの排水が流れない」とのご相談をいただきました。
現地を確認したところ、2階のキッチンから1階の排水管へ接続されている配管で詰まりが発生していました。
排水管の口径は一般的な住宅でよく使用される50mmです。
また、キッチンから合流部までの配管距離は約10mありました。
・詰まりの位置は約5m先
高圧洗浄を行いながら確認したところ、詰まりはキッチン排水口から約5m付近にあると考えられました。
長年蓄積した油汚れや汚物によって、排水の通り道が狭くなっていた可能性があります。
高圧洗浄で開通・・・しかし
高圧洗浄により一度は開通しました。
ところがその後、再び流れが悪くなりました。
原因は、高圧洗浄によって剥がれた汚物です。
長年付着していた汚れが一気に剥離し、配管内の曲がり部分(エルボ)で引っ掛かってしまったのです。
実はこの現象は珍しいことではありません。
排水管清掃では、詰まりを解消した後に剥離した汚れが別の場所で詰まるケースがあり、注意が必要です。
・ワイヤー清掃と高圧洗浄を併用
今回は高圧洗浄だけでは完全に除去できなかったため、ワイヤー清掃を併用しました。
高圧洗浄で汚れをほぐしながら、ワイヤーで詰まりを破砕・除去することで、最終的に正常な排水状態まで回復しました。
・配管の曲がりが多いと詰まりやすい
今回の配管を確認すると、排水の流れを優先して設計されたというよりも、
「2階のキッチンから1階の排水管へ接続するために配管した」という印象を受けました。
もちろん実際の施工意図は分かりませんが、
配管距離が長い
曲がりが多い
口径が50mm
という条件が重なると、排水の抵抗は大きくなります。
排水はまっすぐ流れるほどスムーズですが、曲がるたびに流速が落ち、汚れが残りやすくなります。
排水管は見えないからこそ注意が必要。排水管は普段見ることができません。
しかし、
配管が長い
曲がりが多い
築年数が経過している
という条件が重なると、汚れが蓄積しやすくなることがあります。
特に二世帯住宅や増改築を行った住宅では、配管経路が複雑になっていることも少なくありません。
・まとめ
今回の事例では、
築20年の二世帯住宅
2階キッチンの排水詰まり
排水管長さ約10m
排水管径50mm
という条件の中で、高圧洗浄とワイヤー清掃を併用して詰まりを解消しました。
また、高圧洗浄で剥離した汚物がエルボ部分で再度詰まるという、現場では比較的よく見られる現象も発生しました。
排水管の状態や配管経路によっては、高圧洗浄だけでなく状況に応じた対応が必要になる場合があります。
「今回のように高圧洗浄で開通しても、剥離した汚れが別の場所で詰まることがあります。現場ごとに状況は異なるため、作業後の確認も大切だと改めて感じた事例でした。
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